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かつて日本人はまじめで勤勉で時間通りと一目置かれる国民と言われていました。今はどうでしょう、当時のように日本人はお手本のように見られているのでしょうか?経済成長によって日本は1990年台にGDPが主要先進7か国の中で米国についで2位までのぼりつめ経済大国となりました。では日本は本当に豊かな国になったのかを考えてみました。

1人当たりGDPは2015年で18位、ルクセンブルクやアイルランドなど税金免除による企業誘致をしている国が含まれるので先進7か国だけで見るとイタリアについで下から2番目の順位。労働生産性においては最下位となる。経済大国となったと誇らしげに我々は感じているかもしれないが、労働生産性において1990年と1991年に英国を若干上回った事があるがそれ以外日本は最下位を維持しているのである。

ではなぜ労働生産性が低いのか、それは日本人特有のものであるかもしれない。年功序列制度で終身雇用が守られてきたサラリーマン社会において、コンストラクティブな考えは正当な評価をもたらすが事なく、労働時間が長いことへの疑問は長らく発生しなかった。上司より先に退社する事ができない雰囲気は皆が感じている事ではあったが、仕事をするポーズや生産性の低い仕事で時間を過ごす体質が染みついてしまったのである。

日本人の生産能力が決して低いわけではない。その根拠となる数値を表面化させるには、真に必要とする生産性ある労働とそれにかける最低限の時間をかける重要性の意識と人事評価を含めた会社組織の体質改善が必要になる。Yahooでは週休3日の労働体系の取り組みが始まり体質改善を率先している企業も現れた。古い考えを持った社員は戸惑いがでるのは当然だがしっかりと休養を取ることで生産性が高まる事の認識が高まればサービス残業が悪であるとの意識が明確になる。

10年から20年後に日本の労働人口の49%がAIやロボットに代替されるかもしれないデータも出てきた。「第4次産業革命」によって働き方は大きく変わろうとしており、淘汰と改革はすぐそこに来ています。並行して行うべきことは新たな「イノベーション」の取り組みである。労働生産性のデータを見ると米国の6割しかない日本は1990年に7割5分に迫る時期があったもののそれ以降は格差が開いた状態が続いている。体質改善によって格差は多少狭まる可能性はあるが、新しいチャレンジと成果を断続的に生み出して行くことが必要である。優秀な頭脳はスタートアップに生かされるべきであるとともに、広い知見をもち人類の為に必要な仕組みやモノの開発に携わる比率を高めれば、近い将来豊かな日本と実感ができる様になのではないでしょうか。